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ポビドンヨードのうがい薬
 
 ポビドンヨードは1955年に利用が開始された殺菌・消毒成分で、60年以上にわたり用いられてきました。ポビドンヨードのうがい薬は一般用医薬品として製造販売されており、幅広い抗菌効果を発揮します。

参考文献:※Infectious Diseases and Therapy. 2019 Dec.;8(4):581-593




有効成分:ポビドンヨードの殺微生物効果について

 ポビドンヨードは強力な抗ウィルス、抗菌、抗真菌効果を持っています。抗菌活性については、MRSAを含む一般細菌創傷単離株および抗生物質耐性種の両方に対して証明されています。
 ヨウ素分子は、酸化により水素結合を遮断して膜構造を変化させ、酵素や核酸・膜成分などの重要な病原体の細胞タンパク質の構造・機能に影響を与え、細菌細胞機能を損なうことにより効果を発揮します。
 臨床における安全性及び有効性のデータから、バイオフィルムの形成抑制や再汚染防止に有効である事が期待されています。また、ヨウ素耐性微生物株は現在までに非常に稀であるという報告があります。


図:The antimicrobial action of iodine
Sibbald RG, Leaper DJ, Queen D.
Iodine made easy, Wounds international 2011 May Volume2 Issue2より引用


参考文献: ※Wounds international 2011 May Volume2 Issue2,
※Infectious Diseases and Therapy. 2019 Dec.;8(4):581-593



第3類医薬品 コサジン・ガーグル「TY」の効能・効果

 30倍に希釈した7%ポビドンヨードのうがい薬(0.23%:製品ラベル用法・用量に記載)を用いて欧州基準EN13727およびEN14476による口腔および気道病原体の殺菌/殺ウィルス試験を実施した結果、使用濃度において基準を満たす十分な抗微生物効果が示されました。

  • グラム陽性菌(Streptococcus pneumoniae;肺炎球菌)、グラム陰性菌(Klebsiella pneumoniae;肺炎桿菌)は、接触時間15秒後に99.999%の細菌数の減少を示しました。
  • A型インフルエンザウィルス(H1N1)、非エンベロープヒトロタウィルス株Wa、SARS-CoVおよびMERS-CoVは、接触時間15秒後に99.99%のウィルス力価の低下を示しました。

参考文献:※Infectious Diseases and Therapy. 2018 June;7(2):249-259

 ポビドンヨードのうがい薬は口臭の原因菌を殺菌することにより、臭いの原因を除去します。

  • 口臭とは:歯周病細菌や舌の常在細菌叢が唾液、血液、剥離上皮細胞、食物残渣の含硫アミノ酸を分解する過程において代謝産物として作られる臭気成分であり、揮発性イオウ化合物 、揮発性脂肪酸(酪酸、吉草酸など)やアンモニアなどで構成されています。       
  • ヒトの慢性歯周炎に関連性が強い菌:Porphyromonas gingivalis
  • ヒトの歯周局所に生息する主な菌:Prophyromonas intermedia

参考文献:※Swiss Medical Weekly 2021 Dec.;151:w30078 p1-9
※Journal of Clinical Medicine 2020 Aug.; 9(8):2484 p1-17





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